風しんに注意しましょう
2023年5月18日
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風しんは感染力の強い病気で、発疹、発熱、リンパ節の腫れなどを起こします。通常、3日程度で治るため「3日ばしか」とも呼ばれますが、大人になってから感染すると長期化や重症化することもあります。
妊婦、特に妊娠初期の女性が感染するとお腹の中の赤ちゃんも感染し、「耳が聞こえにくい」、「心臓に病気がある」、「発達がゆっくりしている」など先天性風しん症候群にかかってしまうことがあります。

風しん抗体検査について
予防接種歴が不明の場合など、自分が免疫を持っているかわからない場合は、抗体検査を受けて確かめましょう。
以下の方は無料で抗体検査を受けることができます。
- 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日に生まれた男性
風しんの追加的対策(第5期風しん定期接種・風しん抗体検査)について - 妊娠を希望する女性
- 妊娠を希望する女性の配偶者※
- 妊婦の配偶者※
※昭和37年4月2日から昭和54年4月1日に生まれた男性は対象外。
風しん抗体検査実施のお知らせ(先天性風しん症候群予防)

予防接種について
子どもの定期予防接種
1回接種のみでは免疫がつかなかったり、免疫が持続せずに風しんにかかってしまうことがありますが、2回の接種で98~99%の子どもに免疫がつきます。
1期 | 生後12か月から生後24か月に至るまでの方(2歳の誕生日の前日まで) |
---|---|
2期 | 小学校就学前の1年間の方(年長児) |
第5期定期接種対象者
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性で抗体価の低い方は定期予防接種の対象になりました。
定期接種以外の方は
上記以外の方は任意接種となります。抗体価の低い方は接種をご検討ください。
大阪市では先天性風しん症候群の発生を予防するために、妊娠を希望する女性や、その配偶者、妊婦の配偶者を対象にワクチン接種費用助成を実施しています。

大阪市内における発生状況
風しん患者は全国的に2018年後半から2019年前半にかけて報告数が急増しました。大阪市でも同じように報告数が急増し、2018年は53名、2019年は72名の報告がありました。
その後は、全国的な動向と同様に大阪市でも報告数は減少していますが、予防接種歴のない方などは今後も注意が必要です。

風しんについて
風しんは、発熱、発疹、リンパ節の腫れなどを特徴とするウイルス感染症で、咳やくしゃみなどの飛沫で感染します。
治療は症状を抑えるための対症療法が中心となります。
風しんに対する免疫を持たない女性が、妊娠中に感染した場合は、出生児が先天性風しん症候群という病気になることがあり、特に注意が必要です。
発熱、発疹など、風しんを疑う症状がある場合は、あらかじめ医療機関に連絡の上、受診してください。受診の際など外出時にはマスクを着用し、妊婦との接触を避けましょう。
風しんと診断された場合は、感染性を持つとされる期間(発疹が出た後の7日程度)は出勤や登校、外出を控えるようにしましょう。

先天性風しん症候群について
風しんに対する免疫をもたない女性が、妊娠中(特に妊娠20週頃まで)に風しんに感染すると、先天性心疾患、難聴、白内障を主な症状とする先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があります。
このため、特に妊娠中の方は、風しんに感染しないよう注意することが必要であり、家族からの感染者や職場における感染にも気をつけることが重要です。
さらに詳しい情報が必要な方へ
- 感染症発生状況(大阪市 ホームページ)
「風しん」は五類全数把握感染症です。
- 風しんについて(厚生労働省 ホームページ)
- 風しん(国立感染症研究所 ホームページ)
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このページの作成者・問合せ先
大阪市 健康局大阪市保健所感染症対策課
住所:〒545-0051 大阪市阿倍野区旭町1丁目2番7-1000号(あべのメディックス11階)
電話:06-6647-0656
ファックス:06-6647-1029