妊娠とたばこ
2022年9月26日
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たばこと不妊
近年若い女性の喫煙率が上昇しており、大きな問題となっています。
たばこは、女性ホルモン(エストロゲン)の作用を妨げます。その結果、卵巣機能が低下して月経不順や月経困難症がおきたり、吸わない人に比べて妊娠しづらくなります。この傾向は体外受精でも認められています。また、男性の喫煙も、精子の運動率が低下することが指摘されています。
妊娠中の喫煙と影響
妊娠中の喫煙は、早産のリスクが高くなります。また、妊娠高血圧症候群や常位胎盤早期剥離など、妊娠中・分娩時の合併症を引き起こす可能性があります。
胎盤を通じて、たばこの害は、おなかの赤ちゃんへも影響し、低出生体重児・胎児発育遅延を引き起こすことも指摘されています。
妊婦の受動喫煙
産まれた赤ちゃんとたばこ
喫煙を続けている母親から産まれた子どもは、気管支喘息やSIDS(乳幼児突然死症候群)を発症するリスクが高くなることがあるといわれています。
また両親や同居者が吸うたばこの煙や、喫煙者の吐いた息を、赤ちゃんが吸う(受動喫煙)ことで、喘息やSIDSだけでなく、中耳の病気・むし歯・学童期になってからの咳・痰・喘息・息切れを引き起こす可能性があるとされています。
また、たばこは子どもの誤飲や、やけど等の事故の原因になることもあり危険です。
禁煙をしましょう
妊娠へのたばこの影響は大きいですが、禁煙することでその影響を小さくすることができます。禁煙するのに遅すぎることはありません。家族みんなで禁煙をしましょう。
- 妊娠を考え始めた時に禁煙をすると…受精率の低下を抑えられます。
- 妊娠前期に禁煙をすると…早産のリスクが低下します。
- 妊娠中に禁煙をすると…低出生体重児のリスクが低下します。
- 産後に禁煙をすると…産まれた子どもの喘息や、SIDSのリスクを抑えられます。
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