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家庭での食中毒予防について

2022年4月1日

ページ番号:552761

食中毒は家庭でも起こっています

 家庭で調理した食事が原因の食中毒は、過去5年間において飲食店に次いで2番目に多く発生しており、令和2年では全体の約20%を占め、過去5年間で最多の166件発生しています。この数字は、届出があり、保健所による調査で確定した事案だけですので、実際にはもっと多いものと思われます。

 家庭で起こる食中毒は、症状が軽かったり、発症人数が1人や2人と少ないことが多く、風邪などと思い食中毒と気づかないことが多いのです。

 食中毒は簡単な予防方法をしっかり守れば防げます。日頃から対策を行い、家族の健康を守りましょう。



大阪市では7月から9月の食中毒が発生しやすい条件になる日に「食中毒注意報」を発令しており、発令日には区役所入口に看板を掲示しています。

知っておきたい食中毒の原因菌

 食中毒には、カンピロバクター、ノロウイルスやアニサキスなどの細菌、ウイルス、寄生虫による食中毒、有害な植物や毒きのこ、自家調理のふぐなどを食べて発生する自然毒性食中毒、食品や原料に本来含まれない有害な化学物質による食中毒などがあります。
 特に例年、カンピロバクター、ノロウイルスやアニサキスは、食中毒原因物質の上位3つを占めており、これら3つの原因だけで食中毒事件全体の約90%を占めています。

 細菌やウイルスなどにはそれぞれ特徴がありますので、その特徴を理解し、対策を行うことが重要です。

家庭でできる食中毒予防

まずは食中毒予防の3原則『つけない・増やさない・やっつける』を知ろう!!

 食中毒の原因となる細菌やウイルスを食べ物に“つけない”ようにし、温度管理をしっかり守って“増やさない”ように気をつけ、食品の中心部まで十分に加熱し“やっつける”ことが大切です。

正しい手の洗い方

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「食中毒予防の3原則」を取り入れた、家庭でできる6つのポイント!!

(1)食品購入時のポイント


・ 消費期限などをしっかりと確認し、新鮮なものを購入するようにしましょう。
・ 肉汁や魚などの水分がもれないように、それぞれビニール袋に包むようにしましょう。
・ 要冷蔵や要冷凍の食品の購入は、買い物の最後にし、購入後は寄り道をせず、まっすぐ持ち帰るようにしましょう。

(2)家庭での保存するときのポイント


・ 要冷蔵や要冷凍の食品は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
・ 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。目安は7割程度です。
・ 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下を保つように維持しましょう。細菌の多くは、10℃では増殖がゆっくりとなり、-15℃では増殖が停止しています。細菌が死ぬわけではないので、早めに使い切りましょう。
・ 肉や魚などの汁が他の食品に付かないよう、適切に保管しましょう。
・ 冷蔵・冷凍庫内は定期的に掃除しましょう。入れているのを忘れてしまっている物が出てくることがあります。

(3)下準備のポイント


・ 生の肉・魚・卵の取扱い前後は石けんでしっかりと手を洗いましょう。途中でペットに触れたり、トイレに行ったりした場合なども手洗いは必要です。
・ 生の肉や魚を扱ったまな板や包丁などの道具は、洗剤でよく洗い、熱湯消毒しましょう。包丁やまな板を使い分けるとさらに安全ですが、調理器具の使い分けができない場合は、生の肉や魚は最後に取扱いましょう。
・ 冷凍食品は料理に使う分だけを解凍しましょう。解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行いましょう。水を使って解凍する場合には、気密性の容器に入れ、流水を使います。冷凍・解凍の繰り返しは返って菌を増殖させる場合があるのでやめましょう。

(4)調理時のポイント


・ 調理を始める前にもう一度、台所を見渡してみましょう。下準備で台所が汚れていませんか?タオルやふきんは乾いて清潔なものと交換しましょう。そして、手を洗いましょう。
・ 食品の中心部分の温度が75℃で1分間以上となるよう十分に加熱しましょう。
・料理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり、増えたりします。途中でやめる時は、荒熱を取り、一旦冷蔵庫に入れましょう。

(5)食べるときのポイント


・ 食事の前には石けんで十分に手を洗いましょう。
・ 調理後の食品は、長時間室温に放置してはいけません。

(6)残った食品の取扱い時のポイント


・ 残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして保存しましょう。
・ 温め直す時も、75℃以上となるよう十分に加熱しましょう。

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