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結核(BCG)ワクチン接種について

2024年4月19日

ページ番号:621956

結核(BCG)

1. 病気について

 たんの中に結核菌を出している患者が、咳・くしゃみをした時に、菌が空気中に飛び散り、これを吸い込むことによって感染します。結核菌が身体の中に入っても、大部分の人はすぐには発病しません。過労や病気などで抵抗力が弱ってくると発病することがあります。乳幼児が、大量の菌を一度に吸い込むと、肺だけでなく全身の結核にかかったり、重い後遺症を残したりすることもあります。    
 結核は、以前より大幅に減少したものの、決して過去の病気ではありません。依然として、わが国最大の感染症です。

2.ワクチンについて

 BCGは牛型結核菌を弱毒化してつくった生ワクチンです。
 結核菌に対する抵抗力(免疫)をつけるためにBCG接種をおこないます。一度接種すれば効果は10から15年程度続くと考えられており、特に小児における重篤な髄膜炎や全身性の結核の発症を64から78%予防するといわれています。
 BCG接種は、BCGワクチンをスポイドで1滴、腕におとし、スタンプ方式で2か所に押しつけるように接種します。接種したあとは、手や服が触れないように注意し、出血をふきとったり、もんだりしないでください。必ず自然に乾くのを待って(約10から15分)から服を着せましょう。

3. 副反応について

 BCG接種後の10日から2週間で針のあとが赤く膨らみ、接種後4から5週間目に最も赤くなります。膿をもったり、浸出液が出る(ジクジクする)ことがありますが、針のあとをこすったり、絆創膏を貼ったりせずに清潔に保ってください。接種後2から3か月で針の後がかさぶたになり、かさぶたが取れてあとが残ります。針のあとの赤みは少しずつ薄くなり、接種後1年くらいで目立たなくなります。
 副反応としては、1%以下の割合で、接種後4から6週間目に接種した側のわきのリンパ節が腫れる(グリグリができる)ことがあります。通常は自然に治るのでそのままで様子をみてかまいません。3㎝以上の大きさに腫れたり、化膿して自然にやぶれて膿が出たときは、接種を行った委託医療機関もしくは集団接種の場合は保健福祉センターへ相談してください。

≪コッホ現象≫
 
BCG接種後、通常よりも早い時期(10日以内、多くは2から3日後)に、接種した場所が赤くはっきり腫れたり、針のあとが膿をもつことがあります。ふつう、2から4週間で腫れなどはおさまり、自然になおりますが、これをコッホ現象といいます。この現象は、既に結核に感染している児がBCG接種を受けた場合にみられる反応です。一般に0.04%程度の乳児が感染を受けている可能性(結核既感染率)があるといわれています。
 コッホ現象と思われる反応がみられた場合には、結核感染の確認のために必要な検査等を行いますので、必ず、速やかに接種を行った委託医療機関もしくは集団接種の場合は保健福祉センターへ連絡してください。

4. 接種年齢・接種回数

結核(BCG)
接種回数 標準的な接種年齢
1回 生後5から8か月

(注1)生後1歳に至るまでの間で接種できますが、上記期間で接種ください。
(注2)平成25年4月からBCGの対象年齢・標準的な年齢が変わりました。また、令和3年10月1日より大阪市内の委託医療機関においても個別接種を行っています。

 他のワクチンとの接種間隔については、「予防接種の接種間隔」ページをご覧ください

5. 接種場所

 「各種予防接種委託医療機関」ページをご覧ください。

6. 予防接種の注意事項

予防接種の注意事項」ページをご覧ください。

7. 関連情報

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このページの作成者・問合せ先

健康局大阪市保健所感染症対策課結核グループ
住所:〒545-0051 大阪市阿倍野区旭町1丁目2番7-1000号(あべのメディックス11階)
電話:06-6647-0653
ファックス:06-6647-1029

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