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小児用肺炎球菌ワクチン接種について

2024年4月1日

ページ番号:623025

小児用肺炎球菌
NEW 令和6年10月より、20種類の肺炎球菌の血清型が含まれたワクチン(PCV20)が定期接種として開始しました。当面の間、15種類の肺炎球菌の血清型が含まれたワクチン(PCV15)も使用可能です。
令和6年10月より、13種類の肺炎球菌の血清型が含まれたワクチン(PCV13)は定期接種に使用するワクチンから除きます。


※令和6年10月以降使用するワクチンはPCV20を基本とします。

  • すでにPCV13のみ接種した方は、残りの接種をPCV20に切り替えて接種することが可能です。
  • すでにPCV15で接種開始した方は、引き続き同一ワクチンを使用します。

1. 病気について

 肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気で、この菌は主に気道の分泌物に含まれ、唾液等を通じて飛沫感染します。子どもの多くが肺炎球菌を鼻や喉の奥に保菌していて、咳やくしゃみなどの飛沫により伝播します。免疫力の低下などにより、菌が体内に侵入すると、細菌性髄膜炎、敗血症、肺炎、中耳炎を起こします。 
 子どもでは、2歳未満の乳幼児に特に肺炎球菌による感染症にかかるリスクが高いと言われています。肺炎球菌による髄膜炎にかかると、約2%が死亡し、10%に発達や運動障がい、難聴等の後遺症が残ります。

2. ワクチンについて

 細菌性髄膜炎など、子どもに重い病気を起こしやすい20種類の血清型を含む不活化ワクチンです。免疫の未熟な乳幼児にも抗体がつくように工夫されています。
 ワクチン接種により、肺炎球菌(ワクチンに含まれる種類のもの)が血液や髄液から検出されるような重篤な肺炎球菌感染症にかかるリスクを95%以上減らすことができると報告されています。

3. 副反応について

 接種部位の痛み・圧痛、紅斑がみられることがありますが、いずれも軽く1から5日で自然に回復します。
 極めてまれに、ショック、アナフィラキシー様症状(接種後30分以内に出現する呼吸困難等の重いアレルギー反応)、けいれんなどがあります。

4. 接種年齢・接種回数

接種開始年齢により、接種回数が異なりますので、下記表よりご確認ください。
初回接種を生後2か月~7か月に至るまでに開始した場合
種別 接種回数 標準的な接種間隔
初回 3回 (生後12か月までに)27日以上の間隔をあけて3回
追加 1回 初回接種終了後60日以上の間隔をあけた後、
かつ生後12か月に至った日以降(15か月まで)に1回
初回接種を生後7か月~12か月に至るまでに開始した場合
種別 接種回数 標準的な接種間隔
初回 2回 (生後12か月までに)27日以上の間隔をあけて2回
追加 1回 初回接種終了後60日以上の間隔をあけた後、
かつ生後12か月に至った日以降(15か月まで)に1回
初回接種を生後12か月~24カ月に至るまでに開始した場合
接種回数 標準的な接種年齢
2回 60日以上の間隔をあける
初回接種を生後24か月~60カ月に至るまでに開始した場合
接種回数
1回

 ※予防接種法上、生後2か月~60か月の間で接種できますが、上記期間で接種ください。

 他のワクチンとの接種間隔については、「予防接種の接種間隔」ページをご覧ください。

5. 接種場所

各種予防接種委託医療機関」ページをご覧ください。

6. 予防接種の注意事項

予防接種の注意事項」ページをご覧ください。

7.ワクチンの説明書及びちらし

8. 関連情報

予防接種の総合案内のページに戻る

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住所:〒545-0051 大阪市阿倍野区旭町1丁目2番7-1000号(あべのメディックス10階)
電話:06-6647-0813
ファックス:06-6647-0803

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