水痘(みずぼうそう)ワクチン接種について
2024年8月14日
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1. 病気について
水痘帯状疱疹ウイルスの空気感染(ウイルスが空気中に飛びだし、人に感染すること)、飛沫感染、接触感染によっておこる、感染力が強い病気です。
潜伏期間は2週間程度で、発疹、発熱が主な症状です。発疹は最も特徴的で、顔面、胸腹部、頭部に次々に点々とあるいは集中的に現れ、発疹は紅斑 (皮膚の表面が赤くなること)から始まり、水疱、膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱)を経て痂皮化 (かさぶたになること)して治癒するといわれています。一般に水疱の数は症状が出てから数日内に250~500個以上に達します。発熱は通常38℃前後で2~3日続きますが、40℃を超えることもあり、その際に熱性けいれんを合併することがあります。
我が国では年間100万人程度が発症し、4,000人程度が入院、20人程度が死亡していると推定されています。成人での水痘も稀に見られますが、成人に水痘が発症した場合、水痘そのものが重症化するリスクが高いと言われています。
2. ワクチンについて
弱毒化された水痘・帯状疱疹ウイルスを凍結乾燥させた生ワクチンです。予防効果は、通常80~90%以上の抗体陽性率が認められており、水痘ワクチンの1回の接種により重症の水痘をほぼ100%予防でき、2回の接種により軽症の水痘も含めてその発症を予防できると考えられています。
※すでに水痘にかかったことがある方は水痘に対する免疫を獲得していると考えられ、基本的には接種不要です。
3. 副反応について
一定の頻度で見られる副反応については、過敏症(接種直後から翌日に発疹、蕁麻疹、紅斑、そう痒、発熱等)、局所症状(発赤、腫脹、硬結等)、全身症状(発熱、発疹)があらわれることがありますが、一過性で通常、数日中に消失するとされています。
また、稀にみられる重い副反応としては、アナフィラキシー様症状(接種後30分以内に出現する呼吸困難等の重いアレルギー反応のこと)、急性血小板減少性紫斑病等があります。
4. 接種年齢・接種回数
接種回数 | 標準的な接種年齢 | 標準的な接種間隔 |
---|---|---|
1回目 | 生後12から15か月 | 3か月以上の間隔をあけて2回 |
2回目 | 1回目終了後6から12か月 |
(注1)予防接種法上、生後12か月から36か月の間で接種できますが、上記期間で接種ください。
(注2)平成26年10月から水痘は定期接種になりました。
他のワクチンとの接種間隔については、「予防接種の接種間隔」ページをご覧ください。
5. 接種場所
「各種予防接種委託医療機関」ページをご覧ください。
6. 予防接種の注意事項
「予防接種の注意事項」ページをご覧ください。
7.ワクチンの説明書及びちらし
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8. 関連情報
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