都市計画道路の整備プログラム(平成28年9月)

　大阪市では、「都市計画道路の整備プログラム」について、市民のみなさまのご意見をお聞きしながら策定しました。

　みなさまからいただいたご意見をふまえ、当面10年間の各路線の整備見通し（事業中路線の進捗状況や、事業着手へ向け取り組む路線）を検討し、都市計画道路の整備プログラムを策定しました。

　みなさまにお知らせすることにより、都市計画道路の整備事業の進め方等に関する透明性を高め、まちづくりの方向性を示すとともに、より一層、効率的・効果的な整備に取り組みます。

　「都市計画道路の整備プログラム（平成28年9月）」を策定し、都市計画道路の整備を進めてきましたが、策定から5年が経過し、今後の都市計画道路整備の財源確保の見通しや用地取得、関連事業の進捗状況等を踏まえ、事業中の各路線及び未着手路線の整備見通しについて見直しを行いました。

　都市計画道路は、まちの骨格を形成する重要な都市基盤の一つであることから、長期的な視点をもって整備を進めるべきものとして、都市計画法に基づき定められた道路です。

　大阪市では、時々の時代の要請に応え着実に整備を進めてきた結果、他の大都市と比べても高い整備率に達していました（平成24年度末時点で約7割の整備が完了）。

　しかし、長期間、事業に未着手である路線が多く、これに伴う建築制限が長期化していたこと、また、社会経済情勢の変化をふまえて改めてその必要性を検証し見直すべき状況であったことから、平成25年度に長期未着手の都市計画道路の見直しを行いました。見直しにおいて必要性が認められた都市計画道路について、今後おおむね30年程度での事業着手をめざすこととしています。

• 長期未着手の都市計画道路の見直し　のページへ

　大阪市では、自動車の流れが他都市と比べて遅いことや、地震時等において著しく危険な密集住宅市街地が多く残っているなどのまちの課題を未だ抱えており、これらを解決するためにも、未整備の都市計画道路については一刻も早い整備が望ましいのですが、全ての路線の完成までには長い年月と多額の事業費を要するため、整備方針と各路線の優先順位を整理し、進めていくことが重要です。

　大阪市ではこれまでも、国の社会資本整備に関する計画および全市的な計画等をふまえ、密集住宅市街地における防災骨格を形成する路線や用地取得率が高く早期完了をめざす路線等に重点化を図り、都市計画道路の整備を効率的・効果的に進めてきました。

• 「大阪市密集住宅市街地整備プログラム　令和3年3月」　　のページへ
• 重点整備路線　・　完了期間宣言防災路線　　のページへ

　平成25年度の都市計画道路の見直しを経て、あらためて今後の都市計画道路整備の進め方の整理を行い、「都市計画道路の整備プログラム」を策定することとしました。

　令和3年度には、策定から5年が経過したことから、今後の都市計画道路整備の財源確保の見通しや用地取得、関連事業の進捗状況等を踏まえ、このプログラムの中間見直しを行いました。

　　パブリック・コメント手続きによって、広く市民のみなさまのご意見をお聞きしながら、都市計画道路の整備プログラムを策定しました。

　今後の都市計画道路の整備の進め方についての本市の考え方を主とした、「『都市計画道路の整備プログラム』策定にあたっての基本的考え方」の案に対し、平成28年3月30日から4月30日の間、パブリック・コメント手続きを実施し、市民のみなさまからご意見を募集しました。

• 募集期間　：　平成28年3月30日（水曜日）から平成28年4月30日（土曜日）まで
• 募集方法　：　持参、郵便での送付、ファックス、電子メールのいずれかの方法でご意見を募集しました。
• 提出された意見等の通数　：　10通のご意見をいただきました。

• ご意見をふまえた「『都市計画道路の整備プログラム』策定にあたっての基本的考え方」

　パブリック・コメント手続きにおいていただいたご意見をふまえ、今後の都市計画道路の整備の進め方についての本市の考え方を主とした、「『都市計画道路の整備プログラム』策定にあたっての基本的考え方」を確定しました。