大阪市の水道水について
2023年4月24日
ページ番号:562757

水道水のおいしさについて
水道水のおいしさは、昭和59年に厚生省(現、厚生労働省)のおいしい水研究会で検討され、これらに大阪市の独自指標を追加し、「大阪市おいしい水指標」として設定しています(合計10項目)。
大阪市の水道水は、「おいしい水指標」を高い水準で達成しています!

水質項目 | 直近1年間平均値 | 水のおいしさへの影響 | 達成状況 | |
---|---|---|---|---|
味 | 蒸発残留物 | 99ミリグラムパーリットル | 適度に含まれている場合は、こくがあるまろやかな味がする。 数値(量)が大きいほど水に苦味、渋味、塩味を付ける。 | 達成 |
硬度 | 42ミリグラムパーリットル | 硬度の低い水は、くせがない。 | 達成 | |
遊離炭酸1) | 2ミリグラムパーリットル | 水にさわやかな味を与えておいしくする。 数値が高いと刺激が強くまろやかさがなくなる。 | 未達成 | |
過マンガン酸カリウム消費量 | 1ミリグラムパーリットル | 数値が高いと渋味や塩素消費量が大きくなり、水の味を損ねやすい。 | 達成 | |
味 ・ 臭気 | 臭気強度 | 1 | 数値が高いと、不快さが増す。 | 達成 |
残留塩素 | 0.4ミリグラムパーリットル | 水にいわゆるカルキ臭を与え、濃度の高い場合には水の臭味に影響する。 遊離塩素として0.1ミリグラムパーリットル以上の保持が必須。 | 達成 | |
おいしい水指標の範囲と達成状況を表した図

水質項目 | 直近1年間平均値 | 水のおいしさへの影響 | 達成状況 | |
---|---|---|---|---|
味 | 有機物(TOC) | 0.7ミリグラムパーリットル | 数値が高いと渋味や塩素消費量が大きくなり、水の味を損ねやすい。 | 達成 |
味 ・ 臭気 | 残留塩素2) | 83% | 数値が高いと、残留塩素のおいしい水指標(0.1ミリグラムパーリットル~0.4ミリグラムパーリットル)を満足している期間が長いことを示す。 | 未達成 |
2-MIB | <1ナノグラムパーリットル | 数値が低いと、快適さが増す。 | 達成 | |
ジェオスミン | <1ナノグラムパーリットル | 数値が低いと、快適さが増す。 | 達成 | |
大阪市独自指標の範囲と達成状況を表した図

2)
水道法に基づく残留塩素濃度0.1ミリグラムパーリットルを確保しながら、おいしい水研究会が発表した「おいしい水の水質要件」における残留塩素濃度の指標を達成するために本市が独自に設定した指標です。
【水質遠隔監視装置の残留塩素濃度の日平均が0.2ミリグラムパーリットル以上0.4ミリグラムパーリットル以下にあった日数】を【水質遠隔監視装置の年間稼働日数】で除し、100をかけ算定しています。

水道水の安全性について
大阪市水道局は、社会からの要請と最新の知見に基づき、水道水質の安全性確保への取り組みを続け、現在では220項目を超える水質検査を実施し、監視体制の強化を図ってまいりました。
すべての項目について、基準値または目標値を十分に満たしております。
大阪市の水道水の水質検査結果(オープンデータ含む)については、関連サイトで公表しております。


水道水質について気になること
大阪市の水道水をお使いのお客さまから、よく受け付ける問い合わせをまとめました。
今後、順次追加していきます。
関連サイト)

大阪市の水道水質向上への取り組み
みなさまにお届けしている大阪市の水道水は、高度浄水処理によって製造していますので、そのまま、おいしく、飲んでいただけます。
現在、市域全体に高度浄水処理水を供給しており、大阪市の水道水質は大きく向上しました。




このほか、大阪市の水道水について詳しく知りたい方は、各年度の水質試験結果を取りまとめた「大阪市水道局水質試験所調査研究ならびに試験成績」(以下:水質試験所年報)をご覧ください。
関連サイト)
オープンデータ
地点別水質検査結果データ(CSV形式, 1.20MB)
上記の水質検査結果のデータをオープンデータとして提供しています。(文字コード:UTF-8(BOM付き)、改行コード:CR+LF)
CC(クリエイティブコモンズ)ライセンス
におけるCC-BY4.0
で提供いたします。
- オープンデータを探す大阪市オープンデータポータルサイト
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