B型肝炎ワクチン接種について
2024年10月1日
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1. 病気について
B型肝炎ウイルスが血液や体液を介して感染して起きる肝臓の病気で、感染した時期や健康状態によって、一過性の感染に終わる場合と、そのまま感染している状態が続いてしまう場合(この状態をキャリアといいます)があります。また、経過の違いから、急性肝炎と慢性肝炎があり、急性肝炎は稀に劇症化する場合もあることから注意が必要です。キャリアになると慢性肝炎になることがあり、そのうち一部の人では肝硬変や肝がんなど命に関わる病気を引き起こすこともあります。
2. ワクチンについて
組み換え沈降B型肝炎ワクチン(酵母由来)は、長く世界中で使用されており、安全性が高い不活化ワクチンです。
ワクチン接種による抗体獲得率は40歳までの接種では95%と報告されています。一方、予防接種を受けても、お子さんの体質や体調によって免疫ができないことがあります。
また、ワクチン3回接種後の感染防御効果は20年以上続くと考えられています。
3. 副反応について
10%前後に倦怠感、頭痛、局所の腫脹、発赤、硬結等の症状が認められます。また、稀にみられる重い副反応としては、アナフィラキシー様症状(接種後30分以内に出現する呼吸困難などの重いアレルギー反応)、急性散在性脳脊髄炎(免疫力が強すぎて自分自身の体を攻撃して起こる脳や脊髄の病気)がみられることがあります。
4. 接種年齢・接種回数
接種回数 | 標準的な接種年齢 | 標準的な接種間隔 |
---|---|---|
3回 | 生後2か月から 9か月まで |
27日以上の間隔をあけて2回 3回目は、1回目の接種から139日以上の間隔をあけて接種 |
(注1)予防接種法上、生後1歳になるまで接種できますが、上記期間で接種ください。
(注2)HBs抗原陽性の方の胎内又は産道においてB型肝炎ウイルスに感染するおそれのある方であり、抗HBs人免疫グロブリンの投与に併せて組み換え沈降B型肝炎ワクチンの投与を受けたことのある方は対象外となります。
(注3)平成28年10月から、B型肝炎は定期接種になりました。
他のワクチンとの接種間隔については、「予防接種の接種間隔」ページをご覧ください。
5. 接種場所
「各種予防接種委託医療機関」ページをご覧ください。
6. 予防接種の注意事項
「予防接種の注意事項」ページをご覧ください。
7.ワクチンの説明書及びちらし
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8. 関連情報
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