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道路と鉄道の立体交差

2019年11月22日

ページ番号:10925

1.立体交差事業の目的と効果

  • 関西では、古くから大阪を中心に放射線状に延びる鉄道網が発達し、地域の発展に大きな役割を果たしてきました。一方で、道路と鉄道が平面交差することにより、踏切での交通渋滞や事故が発生するなどまちづくりに支障をきたしています。
  • 道路と鉄道を立体交差化することにより、次の整備効果が期待できます。
  1. 踏切による交通渋滞や踏切事故が解消するほか、騒音、排気ガス等道路環境が改善します。
  2. 自転車駐車場や地域集会所など高架下空間を多目的に利用することにより周辺のまちづくりに寄与します。
  3. まちの分断が解消され、市街地の一体化が図れます。
  4. 側道整備により、地域の生活環境や利便性が向上します。
  5. 鉄道運行の安全性の増大、踏切経費の節減等がもたらされます。
  • 大阪市内における鉄道の高架化工事(連続立体交差事業)は、踏切を除却して交通渋滞を解消すること等を目的とする公共事業(都市計画事業)として、大阪市が事業主体となって実施しています。
JR阪和線
  • 整備効果事例(連続立体交差事業)
    JR阪和線(美章園から杉本町)
    南海本線(萩ノ茶屋から玉出)

2.事業手法

  • 道路と鉄道を立体交差化するには、次の方式に分類されます。

   (1) 連続立体交差
     鉄道の一定区間を連続的に高架化あるいは地下化して、立体交差する方式

   (2) 限度額立体交差
     鉄道を高架化あるいは地下化して、立体交差する方式
     「限度額」とは、道路を立体化するための事業費が国庫補助限度額となることに由来しています。

   (3) 単独立体交差
     道路をオーバーパスあるいはアンダーパスして、立体交差する方式
     なお、新設の立体交差道路以外にも、既設交差箇所で道路を拡幅する事業も行っています。

3.事業の実施状況

(1) 事業の進捗
 大阪市では昭和30年時点で市内に435箇所の踏切がありましたが、以降、都市計画に基づいて道路と鉄道の立体交差化を積極的に進め、平成30年度末現在、連続立体交差事業などの整備により、125箇所の踏切を除却しました。

 また、その他に廃止された踏切もあり、現在の市内の踏切数は165箇所となっています。

(2) 現在行っている事業

  阪急電鉄京都線・千里線(淡路駅付近)連続立体交差事業

  JR東海道線支線地下化事業

  福町十三線立体交差事業(阪神なんば線)

(3) これまでの事業箇所一覧

  連続立体交差事業

  限度額立体交差事業

  単独立体交差事業

事業パンフレット

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 建設局道路河川部街路課鉄道交差担当

住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビルITM棟6階

電話:06-6615-6762

ファックス:06-6615-6582

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