もしもの時は(119番通報)
2024年1月18日
ページ番号:3902


119番通報の例

火事の場合
消防「火事ですか?救急ですか?」
通報者「火事です!」
消防「消防車が向かいます。住所を教えてください。」
通報者「A区B町1丁目2番3号、大阪さんの家です。」
消防「何が燃えていますか?」
通報者「家です。2階から炎が見えます。」
消防「分かりました。消防車が向かっています。お待ちください。」

救急の場合
消防「火事ですか?救急ですか?」
通報者「救急です!」
消防「救急車が向かいます。住所を教えてください。」
通報者「A区B町1丁目2番3号、大阪ハイツの前の路上です。」
消防「どうされましたか?」
通報者「50歳くらいの男性が倒れ、胸が痛いと訴えています。」
消防「分かりました。救急車が向かっています。お待ちください。」
119番で一番重要な情報は「発生場所の住所」です。
正確な住所がわからない通報内容であれば、現場に消防車・救急車を向かわせることができません。
指令管制官からの質問に落ち着いて、ゆっくり、正確に答えてください。
(注)指令管制官とは、119番通報を受けるオペレーターのことです。


119番通報すると・・・

火事を発見した場合や、事故によるケガ人を発見した場合、119番通報をして消防車・救急車を要請します。大阪市内で119番通報をすると、大阪市西区にある大阪市消防局指令情報センターにつながります。家の近くの消防署へはつながりません。また、携帯電話やスマートフォンの場合、発信場所の位置状況によっては、近接市の消防につながることもあります。その際は電話に出た係員に、大阪市内で消防車・救急車が必要である事をお伝えください。
大阪市消防局指令情報センターに電話がつながると、現場の住所・状況を伺います。電話の途中であっても、住所などの、最低限必要な情報がわかった時点で、現場の一番近くにいる消防車や救急車へ出場指令を行います。(電話をしている指令管制官は現場へ向かいません。)
状況によっては、詳細な情報をお聞きする事や、応急処置の方法をお伝えすることがあります。通話時間が長く感じ「そんな事より早く来てほしい。」と感じることがあるかもしれませんが、既に消防車や救急車は現場へと急行していますので、情報の聴取等にご協力お願い致します。
電話を切った後も、出場中の消防隊から電話を掛ける事がありますので、電源を切らず、電話に出られる状態でお待ちください。


119番通報例をみてみましょう!

もしも、あなたの家族が目の前で倒れたら…
消防「119番です。火事ですか?救急ですか?」通報者「救急です!!」
消防「救急車が向かう住所を教えてください。」
通報者「A区B町1番2号の大阪太郎の家です。」
消防「何歳の方がどうされました?」
通報者「65歳の父が突然倒れました。意識がないです。」
(この時すでに出場指令を行い、隊が現場に向かう準備をしています)
消防「分かりました。救急車は既に向かう準備をしています。今の状況を詳しく教えてください。胸やお腹は動いていますか?」
通報者「ないです。呼吸していません。」
消防「胸骨圧迫が必要になります。やり方は分かりますか?」
通報者「はい、分かります。」
消防「救急車と消防車がそちらに向かっています。消防隊が到着するまで、または嫌がるそぶりがあるまで、胸骨圧迫を絶え間なく実施してください。」
通報者「はい、分かりました。」
消防「向かっています。お待ちください。」
「もう電話はいいから早く来てください!」と思っていませんか?救急車は既に向かっています。救急車が到着するまでの間に必要な処置になりますので、指令管制官の話を聞いてください。


119番通報のポイント

安全な場所からの119番通報
119番通報する時は、まず自分が今いる場所が安全か確かめましょう。車の運転中は、安全な場所に停車してから通報してください。
火事の時は、避難経路を確認してください。火の手が大きくなりそうな場合は、屋外等の安全な場所に避難する事を最優先し、安全な場所から通報してください。
交通事故では他の交通状況等、周囲の安全を確認した後に通報してください。

携帯電話からの119番通報
外出先から通報する時は災害発生場所の住所を確認して通報してください。また、住所がわからない場合は付近建物の住居番号表示板を確認してください。

住居番号表示板がわからない場合は以下のものを参考にしてください。

大きな建物や公共施設の名称

消火栓標識

コンビニエンスストアの名称や店名
(※ドア等に書かれていることがあります。)

歩道橋名

交差点名

地下鉄や地下街の階段番号
大きな公園内でどこにいるかわからない場合は、公園内の照明灯を探してください。照明灯に書かれている「ひらがな」「番号」「英語表記」等を伝えていただきましたら、公園内のどこにいるかがわかります。
※対象となる大きな公園は、大阪城公園(中央区)、長居公園(東住吉区)、桜ノ宮公園(北区・都島区)、靭公園(西区)、扇町公園(北区)、鶴見緑地公園(鶴見区)です。

照明灯の例:鶴見緑地公園

119番通報の適正利用について
大阪市での119番通報は年々増えており、令和5年中に大阪市消防局指令情報センターで受付した119番通報件数の速報値は35万4,033件で一日平均にすると970件、約90秒に1件、119番通報を受付していることになります。
その中には、問い合わせやいたずらなど、緊急性の低い通報が全体の4分の1も占めています。

(通報例)
・テレビの電源を入れて欲しい
・家まで送って行って欲しい
・ネズミを駆除して欲しい
・家のドアが壊れて閉まらないから直して欲しい
・部屋のエアコンの温度を下げて欲しい
一刻も早く救命処置が必要な緊急性のある通報に、速やかに対応するために
119番通報は緊急のダイヤルです。一刻も早く、助けを求める119番通報に対応するため、不要不急の通報は、お控えください。
問い合わせなどは、最寄りの消防署や専用のダイヤルへ連絡してください。
助かる命を助けるために、119番通報の適正利用について、ご理解をお願いします。
消防に関するお問い合わせ
救急車を呼ぶか判断に迷ったら
急な病気やケガで「救急車を呼んだ方がいい?」「救急病院に行った方がいい?」などの判断に迷ったときに、電話での相談を受け付けています。看護師が医師の支援体制のもと、24時間・365日対応しています。相談の結果、緊急性がある場合は119番へ電話を転送します。
救急車は必要ないが、ストレッチャー等での搬送手段が必要なときは
大阪市消防局では、ストレッチャーや車いすのままで病院などへの搬送が必要な場合に、利用できる一定の条件を満たした民間事業者を、患者等搬送事業者として認定しています。(利用は有料)
タクシー事業者を探したいときは
全国のタクシー事業者を検索できます。
救急車の利用時のお願い
救急車が必要なときは、誰でも平等に利用できるものですが、救急車の台数には限りがあります。
大阪市では最大81台の救急車を運用して、緊急時に備えていますが、多くの救急車が出場し、すぐに現場に向かえる救急車がなくなる時間が発生しています。タクシー代わりに救急車を利用したり、いたずらで救急車を呼ばれますと、一刻を争う傷病者への出場が遅れます。本当に救急車を必要とする人が利用できるように、一人でも多くの命が助かるように、適正な利用をお願いします。
また、救急車は‟緊急車両”になりますので「30分後に救急車」といった予約のような通報であったり、「サイレンを鳴らさないで」といったことは受け入れる事が出来ませんのでご了承ください。


ファックスからの119番通報
大阪市内から、電話での119番通報に代わる緊急通報専用のファックス案内です
FAX番号は、119または06‐6538‐0119
- 電話での119番通報が困難な場合にお使いください。
- 様式を例示していますが、同じ内容が確認できればどのような用紙でも結構です。
- いざというときに備えて、予め記入できるところは、記入しておきましょう。
- 06‐6538‐0119のファックスにかかる通信料金は利用者負担となります。
ダウンロードファイル
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロード(無償)
- PDFファイルを閲覧できない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Acrobat Reader DC をダウンロード(無償)してください。


NET119からの119番通報
- 聴覚、音声機能または言語機能に障がいのある方を対象とした緊急通報システムです。
- 携帯電話やスマートフォンのインターネット接続機能を利用して簡単な操作で素早く119番通報することができます。
詳しい内容はこちら(NET119の利用方法)でご確認ください。
- NET119に関する問合せはこちらのリンク先にご連絡ください。
(注)このメールアドレスは問合せ専用のため、救急車等を要請する緊急の窓口ではございません。なお、本ページ 最下部に記載されております「このページの作成者・問合せ先」のメール送信フォームとは異なります。

NET119とは


多言語通訳サービスについて
大阪市消防局では、大阪市を訪れる外国人観光客や市内に居住する留学生など、日本語を介してのコミュニケーションが困難な方(「外国語話者」といいます。)からの119番通報及び災害現場の対応を円滑に行うため、新たに民間通訳事業者による電話同時通訳サービスを平成28年4月1日から開始しました。
今回のサービス導入により、24時間体制で5ヶ国語に対応し、正確な情報把握や迅速な対応が可能になります。

(1)運用体制

ア 119番通報時
指令管制官・通訳・外国語話者間の三者通話での相互通訳

イ 災害・救急現場
消防隊員と外国語話者が交互に携帯電話を持ち替えて通訳と対話する二者通話での相互通訳

(2)対応時間
24時間・365日

(3)対応言語(5ケ国語)
英語・中国語・韓国語・ポルトガル語及びスペイン語

- 外国語話者が119番通報する
- 指令管制官が通話へ電話を転送する
- 通訳が外国語話者に聴取する
- 指令管制官が通訳に聴取したい内容を伝える
- 通訳が指令管制官に通訳した内容を伝える

災害現場での二者間通話(電話受け渡しによる通訳)

- 消防隊員が通訳へ通訳を依頼する
- 通訳が外国語話者へ通訳する
- 消防隊員が通訳へ聴取したい内容を伝える
- 通訳が外国語話者に聴取後、消防隊員へ通訳した内容を伝える
外国人向け119番通報のサポート内容「119番通報要領(外国人向け)」もご利用ください。


ライブ映像119(映像通報システム)について
「ライブ映像119(映像通報システム)」は、119番通報者が携帯しているスマートフォンのカメラ機能やウェブブラウザを利用し、通報者と指令管制官の間で映像の送受信を可能にするもので、令和3年10月1日から運用開始しました。

システム概要
指令情報センターが119番通報を受けた際、指令管制官が必要と判断した場合に通報者から指令情報センターに現場映像を送信していただいたり、指令情報センターから通報者に応急手当のガイド映像を送信することができるシステムです。指令情報センターに映像を送信することにより、言葉では説明しづらい現場状況を明確に伝えることができたり、応急手当のやり方がわからない場合、指令情報センターから送信されるガイド映像等を見ながらわかりやすく応急手当を実施することができます。指令情報センターも、通報者から映像を受信することにより、的確に現場状況を確認することができます。

操作手順(通報者から指令情報センターへ現場映像を送信していただく場合)
- 指令管制官が通報者に対し、映像通話のご協力をお願いします。
- 通報者に了承いただいたのち、指令管制官が通報者の電話番号宛にSMS(ショートメッセージサービス)を送信します。
- SMSを受信した通報者がSMSを開きURLをタップすると、ウェブブラウザから映像通報システムが起動します。
- 通報者が撮影前の注意事項を確認し、承諾すると次へ進みます。
- 映像通報システムではマイクやカメラ、位置情報を利用します。通報者が設定の許可をすると次へ進みます。
- 通報者が、「REC」ボタンを押すと撮影を開始します。
- 指令管制官が映像により現場の状況を確認します。
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操作手順(指令情報センターから通報者へ応急手当のガイド映像を送信する場合)
- 指令管制官が通報者に対し、映像送信のご協力をお願いします。
- 通報者に了承いただいたのち、指令管制官が通報者の電話番号宛にSMS(ショートメッセージサービス)を送信します。
- SMSを受信した通報者がSMSを開きURLをタップすると、ウェブブラウザから映像通報システムが起動します。
- 指令情報センターから送信された応急手当のガイド映像が通報者のスマートフォンで再生されます。
- 再生される映像を参考に応急手当を行っていただきます。
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ライブ映像119利用上の注意
- 本システムの利用にアプリのダウンロードや事前登録は不要です。
- 映像通話などにかかるデータ通信料金は通報者側の負担となりますのでご理解とご協力をお願いします。(通信料金は、ご契約の通信会社やご契約プランにより異なります。)
- 撮影中は周囲の安全にご注意ください。(通報者から指令情報センターへ現場映像を送信していただく場合)

ライブ映像119説明動画
下記のURLまたはQRコードより、ライブ映像119を説明している動画を見ることができます。


「ライブ映像119」よくあるご質問とその回答
その他、当システムに関係するよくあるご質問とその回答内容は、下記添付ファイルよりご確認ください。
大阪市消防局「ライブ映像119」Q&A
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消防局 警防部 司令課
住所: 〒550-8566 大阪市西区九条南1丁目12番54号(7階)
電話: 06-4393-6651
ファックス: 06-4393-4800