熱傷
2024年4月30日
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家庭内での熱傷事案を見てみると...
- 年齢層では0歳から9歳が圧倒的に多い。
- みそ汁、スープ、ポットなどによる熱傷が多くなっています。
- 70歳以上の年齢層になると、中等症以上の熱傷の人数が多くなっています。
- 発生場所区分では、居室内での発生が特に多くなっています。
予防のポイント
- 熱傷には、火炎や熱湯だけでなく、ファンヒーターの熱風や炊飯器の蒸気なども原因になります。
- 低温でも長時間触れ続けることによって熱傷(低温やけど)は起こります。(便座、電気毛布、湯たんぽなども同様です。)
- 一部では、受傷部に「みそ」「アロエ」「塩」などをつければ治るという言い伝えがありますが、感染等の可能性があるので、余計なものをつかないこと。
- 風呂でも、熱傷は起こる。(設定温度のミス等)
- コンロなど火を使うときは、袖の開かない服を着る。
- コード類は引っ掛けないように整理する。
応急措置
- 衣類を着ている部分に熱傷を負った場合は、衣類を着たまま流水で冷やす。
- 水ぶくれは破らない。
- 全身を冷やすときは低体温にならないように様子を見ながら行う。
低温やけど
「体温より少し高いから60度以下の熱源」に長時間触れ続けると起こる熱傷のことをいいます。熱源が低温の場合、長時間触れていても熱さや痛みを混じにくく熱傷にあることがあります。
見た目に酷い症状に見えず、また、痛みを感じないことが多くあります。
こんな時は119番
広範囲の熱傷(両腕全部・足なら片足全部くらい)
熱傷の面積の確認の仕方
1.「手掌法」
傷病者の指を含めた掌の大きさを体表面の1%とする。
2.「9の法則」(成人対象)
頭部9%、上肢(片側)9%、体幹全面18%、体幹後面18%、下肢(片側)18%、陰部1%
3.「5の法則」(小児対象)
頭部15%、上肢(片側)10%、体幹全面20%、体幹後面20%、下肢(片側15%、下肢(片側)15%