ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチン接種について
2024年10月1日
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※5種混合ワクチンを接種できるのは、4種混合ワクチンとヒブワクチンを未接種の方に限ります。すでに4種混合ワクチンとヒブワクチンで接種開始している方は、引き続き同一ワクチンを使用します。
1. 病気について
ヒブは、咳やくしゃみを介して鼻や喉で増え、体内に侵入しますが、そのほとんどは症状を起こしません。しかし、一部、血液の中に入り込み、脳や脊髄を覆っている髄膜に感染して細菌性髄膜炎を起こします。ヒブは、細菌性髄膜炎の起因菌の約6割を占め、5歳までの間で一番多い(0歳が最も多い)菌です。その他に心膜炎、肺炎、敗血症等を起こします。
ヒブによる髄膜炎は、発熱、頭痛、嘔吐、けいれん等の症状で始まり、重症化しやすく、治療しても予後不良となる場合があります。髄膜炎発症者のうち、約5%が亡くなり、25%にてんかん・難聴・発育障がい等の後遺症が残るといわれています。
2. ワクチンについて
インフルエンザ菌b型から精製した莢膜(きょうまく)多糖体とトキソイドを結合した不活化ワクチンです。子どもの重症例はインフルエンザ菌b型莢膜をもつ菌が多いため、ワクチンにはこのb型莢膜が使われています。ワクチン接種により、ヒブが血液や髄液から検出されるような重篤なヒブ感染症にかかるリスクを95%以上減らすことができると報告されています。
※令和6年4月から5種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ)ワクチンが定期接種になりました。すでにヒブワクチンと4種混合ワクチンを別で接種開始している方は、途中から5種混合ワクチンに変更せず、原則、ヒブワクチンと4種混合ワクチンをそれぞれ別に接種完了してください。
3. 副反応について
44%に接種部位の発赤、19%に腫れ・しこり、3%に発熱がみられますが、いずれも軽く、一過性のもので数日中には回復します。
極めてまれに、ショック、アナフィラキシー様症状(接種後30分以内に出現する呼吸困難等の重いアレルギー反応)、血小板減少性紫斑病、脳症、けいれんなどがあります。
4. 対象者・接種回数
種別 | 接種回数 | 標準的な接種間隔 |
---|---|---|
初回 | 3回 | 27日(医師が必要と認める時は20日)以上 (標準的には56日まで)の間隔をあけて3回 |
追加 | 1回 | 初回接種終了後7か月以上(13か月まで)の間隔をあけて1回 |
種別 | 接種回数 | 標準的な接種間隔 |
---|---|---|
初回 | 2回 | 27日(医師が必要と認める時は20日)以上 (標準的には56日まで)の間隔をあけて2回 |
追加 | 1回 | 初回接種終了後7か月以上(13か月まで)の間隔をあけて1回 |
接種回数 |
---|
1回 |
(注1)予防接種法上、生後2か月~60か月の間で接種できますが、上記期間で接種ください。
(注2)平成25年4月からヒブ、小児用肺炎球菌は定期接種になりました。また、平成26年4月からヒブの接種間隔の上限が撤廃されました。
他のワクチンとの接種間隔については、「予防接種の接種間隔」ページをご覧ください。
5. 接種場所
「各種予防接種委託医療機関」ページをご覧ください。
6. 予防接種の注意事項
「予防接種の注意事項」ページをご覧ください。
7.ワクチンの説明書及びちらし
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8. 関連情報
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