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高齢者用肺炎球菌ワクチン接種について

2024年8月27日

ページ番号:623098

高齢者用肺炎球菌

1. 病気について

 肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気で、この菌は主に気道の分泌物に含まれ、唾液等を通じて飛沫感染します。
 肺炎は日本人の死因の第3位で、肺炎によって亡くなる方の95%が65歳以上の高齢者です。特に心臓や呼吸器に慢性疾患のある方、腎不全、肝機能障がい、糖尿病の方等は、肺炎にかかりやすく重症化しやすい傾向があります。

2. ワクチンについて

 肺炎球菌感染症で高頻度に認められる23種類の莢膜型の肺炎球菌を培養し、殺菌して精製した不活化ワクチンです。肺炎球菌莢膜型の約80%に対応することができ、肺炎の予防や、かかっても軽い症状ですむ効果が期待できます。 

3. 副反応について

 主な副反応は接種後に接種部位の赤身(発赤)、腫れ(腫脹)、痛み(疼痛)、熱感が接種者の5%以上に起こり、全身反応としては、発熱、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)、違和感などが接種者の1~5%未満に起こりますが、いずれも通常2~3日でなくなります。
 その他、まれにアナフィラキシー様症状(接種後30分以内に出現する呼吸困難等の重いアレルギー反応のこと)や血小板減少、ギラン・バレー症候群、蜂巣炎様反応等が見られることがあります。

4. 接種年齢・接種回数

高齢者用肺炎球菌ワクチン
対象年齢 接種回数
65歳の方(66歳の誕生日前日まで) 1回
60から64歳で一定の障がいを有する方※ 1回

※60歳から64歳で、心臓・腎臓または呼吸器の機能により、身の回りの生活が極度に制限される程度の障がいのある方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能により、日常生活がほとんど不可能な程度の障がいのある方(身体障がい者1級相当)


(注1)過去に高齢者用肺炎球菌ワクチン(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)の接種を受けたことがある方は対象外となります(自費で接種した方、大阪市委託医療機関以外で接種した方も対象外です)。
(注2)該当する年度に65,70,75,80,85,90,95,100歳となる方が対象となる経過措置は令和5年度で終了しました。
(注3)新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う、高齢者用肺炎球菌ワクチン定期予防接種の接種期限の延長は、令和6年5月7日で終了しました。令和6年5月8日からは、上記対象者のみが定期接種の対象となります。


他のワクチンとの接種間隔については、「予防接種の接種間隔」ページをご覧ください。


5.接種費用

4,300円(実施医療機関にお支払いください)

次に該当する方は、接種日当日に医療機関の窓口で確認できるものを提示(又は提出)することで、接種費用が免除されます。
(1)生活保護受給者の方
  保護決定通知書又は生活保護適用証明書などを医療機関でご提示ください。
(2)市民税非課税世帯の方(世帯員全員が非課税の方)
  介護保険料決定通知書(保険料段階が第1から第4段階の方に限る)、介護保険負担限度額認定証などを医療機関で提示してください。
(3)災害のために居住地において定期予防接種を受けることが困難な方
  保健福祉センターで申請し、予防接種実施願を医療機関に提出してください。

6.持ち物・申請書類

健康保険証など住所・年齢を確認できる物を持参してください。
医療機関で「予診票」及び「予防接種実施申込書」をご記入ください。

7. 接種場所

各種予防接種委託医療機関」ページをご覧ください。

8. 予防接種の注意事項

予防接種の注意事項」ページをご覧ください。

9.ワクチンの説明書及びちらし

10. 関連情報

予防接種の総合案内のページに戻る

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このページの作成者・問合せ先

健康局大阪市保健所感染症対策課感染症グループ
住所:〒545-0051 大阪市阿倍野区旭町1丁目2番7-1000号(あべのメディックス10階)
電話:06-6647-0813
ファックス:06-6647-0803