大阪港の景観特性の整理事例(大阪港景観形成への参考資料)
2020年10月1日
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3.大阪港の景観特性の整理事例
景観形成に際しては、建築物の計画時などに、前提となる敷地の特性や周辺景観を読み解き、景観計画の方針も踏まえながら、景観配慮の工夫を考えていく必要があります。
広範囲に及ぶ大阪港の土地利用や景観は、地域によって多様であり、周辺景観も異なります。本章では、敷地特性や周辺景観を読み解く事例として、河川沿いに集客施設や物流施設が集積し、市民の多くが目にする機会がある安治川地区について特徴等を整理しています。
3-1.安治川地区
土地利用現況図
都市計画に基づく用途地域
港湾法に基づく臨港地区の分区
土地利用概要と主な視点場
景観資源など景観の現況
《築港・天保山エリア》
天保山周辺は、海遊館や大阪文化館・天保山などの印象的なデザインの建物が周辺に立地し、大阪港の顔としての景観形成が進んでいます。
江戸時代から物見遊山で賑わう天保山を中心とする天保山公園は、市民の海辺の憩いの場として親しみのある景観となっており、隣接する大観覧車は大阪港を広く俯瞰できる視点場ともなっています。
《安治川沿岸エリア》
安治川左岸(南側)では、倉庫等の物流系の土地利用が中心となっており、右岸(北側)では、JR貨物や工場が集積しています。いずれの付近も、ユニバーサルスタジオジャパンへの水上アクセスや観光船のルートとして船上からまちなみを見る機会も多くなっています。一方で、産業・物流として岸壁が活用されているため、ほとんど立ち入ることはできません。
《桜島エリア》
ユニバーサルスタジオジャパンを中心に多様な集客施設が集積しています。近年では、河川沿いでも開発が進んでおり、ホテルや結婚式場、コンサートホールなども建設され、集客拠点として賑わいのある景観が形成されています。船着場周辺の河川沿いは遊歩道が整備されており、安治川水門から安治川左岸、港大橋、天保山エリアまで一望できる視点場となっています。関連ページ
大阪港景観形成への参考資料
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