カセットこんろとカセットボンベ
2018年12月18日
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「火事を知る!」
火災事例
CASE-1
共同住宅の台所で、カセットこんろで大きなフライパンを熱していたところ、装着していたカセットボンベの上までフライパンが覆っていたため輻射熱で過熱され破裂し、カセットボンベのガスにこんろの火が引火して、床や壁、電化製品などを焼き、玄関扉や窓ガラスが破損しました。
CASE-2
飲食店の厨房で、調理のためガスこんろを使用していたところ、こんろのそばにカセットボンベが置かれていたためにガスこんろの熱を受けてボンベが破裂し、ボンベ内のガスに引火して雑品を焼き、ガラス扉などが割れました。

火事になるまで
一般的に「カセットボンベ」と呼ばれているものは、「カセットこんろ用燃料容器」として日本工業規格(JIS)によりサイズや容量などが定められています。カセットボンベは、こんろやキャンプなどで使用するバーナーなど用途が多くてとても重宝される存在です。
しかし、カセットボンベの中には、主にブタンなどの液化ガスが充てんされており、沸点(沸騰する温度)が氷点下なので常温では気体になろうという力が働いていまるため、ボンベの周りの温度が上がれば、ボンベ内の圧力がどんどん上がって、最後には破裂してしまいます!
ボンベが破裂すれば、当然中のガスが放出されて、約250倍に膨れ上がり、火種があれば引火して火災となります。

「身を守る!」

カセットこんろとカセットボンベ
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電話: 06-4393-6555 ファックス: 06-4393-4580
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(土曜日、日曜日、祝日及び12月29日から翌年1月3日までは除く)