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ピレウス宣言

2019年11月22日

ページ番号:32213

第3回 ピレウス会議 1997 ピレウス宣言

 1997年3月20、21、22日に、22都市を代表して我々は、第3回国際水都首長会議のためにピレウスに参集した。会議は「都市と水」をメインテーマとして行われた。
 今回の会議は、大阪と上海で行われた過去2回の会議に引き続いて、「よりよい環境のための水と緑、開発と生活の質の向上」を主題としている。
 会議の期間中、以下のようなテーマを中心とした科学的なノウハウの交換が行われた。

・水資源の開発および管理

・緑化による海岸及び沿岸部の保全と開発

・地球工学的研究と海岸工学との関わり

・沿岸部の住宅地や観光客向けのレクリエーションエリアへの洪水被害の防止

・沿岸地域開発プロジェクト

 

 会議の議論は、以下の論点に集中した。

・水資源の開発と管理、水質-現状と将来予測

・沿岸地域の開発-その問題点と将来展望、水や緑と都市部との調和、環境保全

なかでも議論に取り上げられたのは、

・地球環境の将来展望

・ヨーロッパ諸国の環境政策と沿岸地域の管理における協働

であった。

 

また以下の項目について、満場一致の同意を得た。

○自然、社会と経済成長の調和のとれた関係が不可欠であり、都市計画においては、この点への配慮がなされなければならない。

○バランスのとれた開発の枠組みにおいて、自然環境資源が十分に保全されなければならない。

○体系的な工学技術による土木工事や基盤整備開発は、21世紀においても持続して行われるようなやり方で、環境保全と天然資源の乱用制御に貢献しなければならない。

 

 上記のような議題に焦点が当てられた国際会議の持つ意義が強調された。
 すなわち、技術的ノウハウの情報交換や、政策立案者や科学者の関与を必要とする範囲を明確にすることが重要だからである。

 会期中、理事都市は次回会議について協議し、第4回国際水都首長会議を2000年にウィーンで開催することに決定した。

 ピレウス市は、この国際会議を通じて非常に多くのことを学んだ。会議に参加したすべての代表者、および専門家の方々に感謝の意を表します。

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