第5回　国際水都会議

・開催都市：大韓民国　釜山広域市

・日程：平成20年5月21日～23日

・テーマ：「持続可能な水都に向けて」

・参加都市：世界15ヶ国、41都市・地域（約150名）

・会場：ヌリマルAPECハウス、BEXCO（べクスコ）

（2）専門家会議
　テーマごとに4つのセッションに分かれ、分科会として、各都市の専門家らが、各都市におけるまちづくりの課題、具体的な施策、技術等について発表し、意見交換が行われた。

セッション1：「水と緑を活用した都市開発」
　ロサンゼルス市（米国）、ウルサン市（韓国）、北九州市など9都市の専門家から、河川、湖、港湾など水と緑の活用を通じて、都市開発が進められてきたことを示す、数多くの事例が紹介された。

セッション2：「水上交通と都市開発」
　ソウル市、高雄市（台湾）など5都市の専門家らによる発表がなされ、内陸水運と河川の浚渫及び水辺環境の改善が、生活の質を高め、都市競争力を強化するのに寄与するといった点を確認。

セッション3：「都心部の河川における自然にやさしい環境づくり」
　上海市（中国）、済州特別自治道（韓国）など7都市の専門家から、工場廃水のリサイクル、合流式下水道の改善、河川流域の湿地帯の保全と復旧など、都市における河川周辺の生態系に配慮した整備等についての様々な事例が紹介された。

セッション4：「災害対策と水資源管理」
　サンベルナルディノ市（米国）、ベオグラード市（セルビア）、福岡市など8都市の専門家から、流域全体で取り組む総合的な治水対策や、リサイクル社会に向けた下水道技術等の紹介が行われ、また水資源管理の面では、ダム・海水淡水化施設等の水源開発や節水対策・森林再生等の発表や意見交換があった。

（3）総括全体会議
・全体会議、専門家会議の結果について、各座長から報告が行われた。

・その後、世界各国の水都が、この会議で提示された意見や情報を共有し、環境にやさしい都市づくりに向けて協調した取り組みを行うことを目的として、次のような内容の釜山宣言文を採択した。

下のリンクをクリックして、ご覧いただけます。

釜山宣言