令和4年度の家庭系ごみ組成分析調査結果について
2023年9月7日
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令和4年度の家庭系ごみ組成分析調査結果の概要
大阪市では、令和2年3月に改定した一般廃棄物処理基本計画(改定計画)の減量目標「令和7年度のごみ処理量:84万トン」をめざし、これまでの減量施策に加え、市民・事業者・大阪市の連携のもと、ごみの発生抑制や再使用の取組(2R)をより一層進めることとしています。これらの取組を効果的に実施するため、令和4年10月から11月に、家庭系ごみ(普通ごみ、資源ごみ、容器包装プラスチック、古紙・衣類)の組成分析調査を行いました。
調査の結果、家庭系ごみ全体では、重量比で紙類が約34パーセント、厨芥類(食品系の生ごみ)が約25パーセント、プラスチック類が約17パーセントと、3種で7割以上を占めていました。また、家庭系ごみのうち、普通ごみに含まれる厨芥類の重量比での割合は約35パーセントであり、そのうち、いわゆる「食品ロス(手を付けていない食料品と食べ残し)」が約13パーセント(厨芥類の約4割)でした。これは、令和4年度のごみ量から単純に推計すると、約4.1万トンもの量になります。
調査目的
家庭系ごみの組成実態及び分別排出状況を調査することにより、ごみ減量施策の進捗を把握する。
調査の内容
(1)調査対象ごみ
家庭系ごみ(普通ごみ、資源ごみ、容器包装プラスチック、古紙・衣類)
(2)調査対象地域
市内6地域(1地域あたり概ね140世帯)
(3)調査期間
令和4年10月25日(火曜日)から令和4年11月11日(金曜日)
家庭系ごみ全体の組成調査結果
昨年度調査と比べ、紙類と厨芥類等の割合が減少し、プラスチック類と繊維類の割合が増加しました。
家庭系ごみ組成率の推移
家庭系ごみ組成量の推移
家庭系ごみのうち普通ごみの組成調査結果
家庭系ごみ全体と同様に、昨年度調査と比べ紙類と厨芥類の割合が減少し、プラスチック類と繊維類の割合が増加しました。但し厨芥類のうち、食品ロス(手をつけられていない食料品・食べ残し)については、昨年度調査と比べ0.6パーセント増加していました。また、普通ごみに含まれる資源化可能物は、紙類で10.9パーセント、プラスチック類で7.5パーセントとなっており、依然として大きな割合を占めています。
普通ごみの組成率の推移
普通ごみ組成量の推移
普通ごみに含まれる資源化可能物の排出状況
普通ごみに含まれる厨芥類の排出状況
組成分析結果の推移
組成分析調査結果の推移(平成29年度から令和4年度)
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ごみを減らすために
紙ごみを減らすために
大阪市では、平成25年10月から「古紙・衣類」の分別収集を全市実施しています。新聞、段ボール及び雑誌以外にもシュレッダーした紙、紙箱、はがきや封筒等も対象となります。「普通ごみ」での排出を減らすため、引き続き分別排出の徹底をお願いします。
厨芥類(食品系の生ごみ)を減らすために
大阪市では、「食品ロス」の削減をはじめとした、生ごみ減量のため、「生ごみ"3きり"(使いきり、食べきり、水きり)運動」、「フードドライブ」などをご紹介させていただいています。これからも、市民の皆さまが簡単に実践していただける取組事例を積極的に情報発信していきますので、ご協力をお願いします。
プラスチックごみを減らすために
また、大阪市では、平成31年1月大阪府と「おおさかプラスチックごみゼロ宣言」を行い、令和元年5月31日に「プラスチックごみ削減目標」を策定しました。目標達成に向け、「大阪エコバッグ運動(急な買い物の時も含めてレジ袋を使用することのないよう、エコバッグを常に携帯する運動)」等にご協力いただき、プラスチックごみの発生抑制に取り組んでいただきますようお願いします。
- 令和4年度ごみ処理量
令和4年度の大阪市のごみ処理量
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大阪市 環境局事業部家庭ごみ減量課
住所:〒545-8550 大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目5番1号(あべのルシアス13階)
電話:06-6630-3259
ファックス:06-6630-3581