ヤングケアラー支援について
2024年9月19日
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ヤングケアラーはこんなこどもたちです。
「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などを日常的に行っているこどもたちのことです。こどもとしての時間を引き換えに、家事や家族の世話などに時間を費やすことで、友達と遊ぶことや勉強することができなかったり、学校に行けなかったり、遅刻するなど、こどもらしく過ごせていない可能性があります。
このイラストは、一般社団法人日本ケアラー連盟が作成したケアの一例になります。
なお、大人のケアラー(こころやからだに不調のある人の「介護」「看病」「療育」「世話」「気づかい」など、ケアの必要な家族や近親者、友人、知人などを無償でケアする方)についても、自分らしい生活が送れるよう支援が必要です。
ダブルケアについて
「ダブルケア」とは、育児と介護が同時に行われている状態をいいます。
育児や介護は精神的、体力的な負担が大きく、また、誰に相談したらよいか分からず、問題を当事者だけで抱え込みがちになってしまいます。
近年の高齢化の進展や晩婚化・晩産化を背景に、働き盛りの方がケアを担っている場合が多い状況にあることから、周囲の理解、中でも職場における配慮が重要です。
大阪市の取組
区役所のヤングケアラー相談窓口
大阪市の各区役所では、ヤングケアラー相談窓口を設置しています。
- 自分はヤングケアラーかもしれない
- 近くにヤングケアラーではないかと気になるこどもがいる
そういった場合は、ひとりで悩まずに各区役所の相談窓口に相談・連絡してください。
各区役所の相談窓口は、「ヤングケアラー相談窓口の設置について」で確認することができます。
自分と家族の味方(ミカタ)をつくるブック
「自分と家族の味方(ミカタ)をつくるブック」は、少しでも関心を持ったこどもたちが手に取って読んでもらえるようにつくりました。自分と家族のミカタをつくる参考にぜひ読んでください。
ヤングケアラー寄り添い型相談支援事業
- 気軽にSNSやメールで相談したい。
- オンラインサロンに参加して、同じ境遇のヤングケアラーと話しをしたい。
そういった場合は、当該事業をご利用をください。
事業の詳細は「ヤングケアラー寄り添い型相談支援事業」で確認することができます。
ヤングケアラー外国語通訳派遣事業
日常生活を送るためにヤングケアラーの通訳に頼っている方を対象に、こどものケア負担を軽減することを目的として通訳者を派遣し、区役所での行政手続き等に同行して通訳を行います。
事業の詳細は「ヤングケアラー外国語通訳派遣事業」で確認することができます。
ヤングケアラーの方がケースごとに利用できる支援や福祉サービス
大阪市では、ヤングケアラーの方が利用できる様々な支援があります。利用要件等は各リンク先にてご確認ください。
- 家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている。
一時預かり
児童いきいき放課後事業
放課後児童クラブ(留守家庭児童対策事業)
子どものショートステイ
エンゼルサポーターの派遣
ファミリー・サポート・センター
- 目を離せない家族の見守りや声かけなどの気づかいをしている。
(高齢者(おおむね65歳以上の方)のケアに関する相談)
介護、福祉、保健などに関する地域の総合相談窓口(地域包括支援センター)
介護、福祉、保健などに関する地域包括支援センターと連携した身近な総合相談窓口(ブランチ)
認知症について、不安や心配なことがある方(認知症初期集中支援チームほか)
在宅で生活するための福祉サービス
- 障がいや病気のある家族に代わり、買い物、料理、掃除、洗濯などの家事をしている。
- 障がいや病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている。
- 障がいや病気のある家族の身の回りの世話をしている。
- 障がいや病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている。
障がいがある方や家族などからの相談(障がい者基幹相談支援センター)
身体障がいや知的障がいに関する相談(心身障がい者リハビリテーションセンター)
発達障がいのある方やその家族からの相談(エルム大阪)
ひきこもり、こころの悩み、依存症に関する相談(こころの健康センター)
障がい者・障がい児事業所、施設等の情報
- 日本語が第一言語でない家族や障がいのある家族のために通訳をしている。
ヤングケアラー外国語通訳派遣事業
日本語以外を母国語とする方への支援
手話通訳者派遣・聴覚障がい者の相談
-
アルコール、薬物、ギャンブル問題を抱える家族に対応している。
依存症に関する相談
- がん、難病、精神疾患など慢性的な病気の家族の看病をしている。
若年がん患者への在宅療養生活支援について
難病のある方へ
精神障がいのある方からの相談(地域活動支援センター(生活支援型))
- 家計を支えるために労働をして、障がいや病気のある家族を助けている。
生活にお困りの方へ(区役所の自立相談支援窓口)
生活保護
大阪市ヤングケアラー支援に向けたプロジェクトチームについて
大阪市では、ヤングケアラーの支援に向け、今後の支援のあり方・対策の方向性を検討するため、副市長をリーダーとするプロジェクトチーム(関係区長、福祉局長、健康局長、こども青少年局長及び教育次長)を設置しています。
ヤングケアラー支援のプロジェクトチームについては、「大阪市ヤングケアラー支援に向けたプロジェクトチームについて」のページをご覧ください。
参考
厚生労働省令和4年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業
国においてヤングケアラー支援に関する調査・研究の報告がされていますのでご参照ください。
市区町村におけるヤングケアラー把握・支援の効果的な運用に関する調査研究(有限責任監査法人トーマツ)
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このページの作成者・問合せ先
大阪市 こども青少年局企画部企画課企画グループ
住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所2階)
電話:06-6208-8337
ファックス:06-6202-7020