万博TIMES Vol.10 (6月11日(水曜日)配信)
2025年4月9日
ページ番号:654711

おばあちゃんが気になるパビリオン

イタリア館

今や超人気パビリオン。やはり本物に勝るものはなし。うれしいことは、博物館よりも間近で見ることができ、自分のペースで見ることができるところ(早く!と言われない)。
「伊東マンショの肖像画」は裏側のメモ書きまで見ることができる。これは博物館ではなかなか体験できないはず。



伊東マンショの肖像画

伊東マンショの肖像画 裏側のメモ書き

ルーマニア館やハンガリー館


生の演奏や歌声を聴けることはすごい。パビリオンに入る待機列が全然進まないと途中であきらめる人もいるが、メインショーを体験すればこれは致し方なかったなと納得するはず。リピートしている人も多いと思う。



トルクメニスタン館

世界一入国が難しいといわれる国に容易に「入国」できることは万博ならでは。入館するとここは空気が違うぞとの異国感は半端ない。パビリオン入ってすぐのところに大きな大統領の写真があって、国の違いを感じる(アフリカ諸国のパビリオンにも見られるが、何かが違う。この不思議さはなんだろう・・・)。メインの大型スクリーンの映像を見ているだけで旅行気分が味わえるし、行ってみたいとの気持ちが湧いてくる。なお、トルクメニスタンはすべての国に先立ってナショナルデーをした(毎回トルクメニスタンではじまっているのでこだわりはあるはず)。



オランダ館

どこよりも人にも環境にも優しいパビリオン。オランダと日本は鎖国中にあっても交流を続けてきた。425年の歴史はもちろん、低地にあるオランダは常に水との闘いであることを教えてくれる。個々に持たされる「オーブ」(ディバイス)を使用してこの水との闘いを来場者全員で体感しながらこれから我々がどう生きたらいいかも考えていくことができる。1970年の大阪万博の太陽の塔にあった太陽と同じ大きさの球体に入り、持続可能な未来の美しい映像を見ることもすごく楽しい。公式キャラクターのミッフィーが随所に見られるだけでなく、子ども向けの解説はミッフィーの小さな絵本を通してさりげなく掲示してある(子どもの身長に合わせてかなり低い位置にある)。子ども向けの展示解説があるのは私が知る限りはオランダ館のみで、すべての人に開かれたパビリオンだと思った。



セルビア館

次の万博開催国 セルビアの万博テーマは「遊び(play)」。このことから展示は遊び要素満載のビー玉を活用しながらテーマに迫るという面白い仕掛けがある。最後にはセルビアの国旗を彩ったビー玉を記念にいただける。



クウェート館

どの世代も楽しめる遊び場。現地から運ばれた砂漠の砂は白くてさらさら(この砂の中には宝物があり、これを探すのも楽しい。また、手の動きに反応したシステムで砂漠にいる虫が動くことも面白い)。パビリオンの中に滑り台があるなんて聞いたことがない。体を動かしながらクウェート館が発するメッセージやテーマに迫っていくことができることはすごいと思う。メインショーでは寝転んで眺める夜空の星空は素敵だし、みんなの願いが夜空に打ち上げられる演出も憎らしい。



EARTH MART

私たちが生かされているのは、ほかの命をいただくという行為があるからこそ。一生に食べる卵の量は半端なく、卵の殻でつくられたシャンデリアには圧倒される。いろいろな食べ物が並べられたショーケースでは思わず写真が撮りたくなるし、美術館だと錯覚するほど。バーチャルなお寿司屋さんや味を記憶できるクッキングコーナーはすごいと感じられるし早く実用化されてほしいとの気持ちになる。25年後にいただくことができる梅干し(万博付け)の引換券をいただくことで25年後まで頑張って生きるぞという気持ちが高まることは間違いなし(笑)(絵馬にも願いを書くこともできる)。




未来型の乗り物

e Mover
会場は広く、歩くと相当疲れるもの。今は来場者が増えてうんざりという人も多いはず。そこで移動には会場内の主要スポットを結ぶこの乗り物に乗るべし。海の近くを走ったり、リングの下を走ったりする特別感。単なる移動手段としてだけでなく暑い時は涼んだり、座って体力を回復したりすることも可能。何より普通のバスに見えて最先端のバス。燃料はガソリンでも水素でもない。走りながら自動給電するという未来型の乗り物。自動運転のバスもあり、運転手こそいるが、ハンドルを握っていないことにも注目。1回400円。乗り放題は1000円とお得。


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