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万博TIMES Vol.27(10月8日(水曜日)配信)

2025年4月9日

ページ番号:662659

大阪・関西万博のふりかえり

閉幕まであとわずか

 盛り上がりを見せた万博もまもなく閉幕となる。今回は皆さんによく聞かれる質問をまとめてみた。

今回の万博は何日行かれたのか。

 すべての日数に足を運んだ(閉幕日には184日間となるはず)。ちなみに前回お知らせしたが、7月20日に写真の撮り直しのために2回目の入場があったので(入場券を取り直して)入った回数でいえば1回加算される。

会場の滞在時間はどのくらいか。

 だいたい平均3時間。一番長かった日は4月11日の11時間10分(テレビの生出演)。用事があり、滞在時間が短い日もあった。病院に行ったり、愛知県に帰ったり(7回)、鳥取県に出かけるため(1回)、9時の入場・参観後すぐに会場を出たこともあった。

写真撮影枚数は合計何枚?

 9月末日時点で約25000枚。1日に約150枚程度撮影。

何枚の入場券を用意したのか。

 通期パス4枚、夏パス1枚、開幕券4枚、前期券1枚、1日券13枚。

会期中でうれしかったこと出来事は?

 開幕の日。我が家の万博は2017年の開催地決定前から始まっている。節目の1000日前、600日前など、わざわざ大阪に来て会場予定地を見てきたし、大阪の皆さんの盛り上がり方も見てきた。

 2018年11月24日の開催国決定の時には道頓堀で皆さんと万歳もした。

 2017年のアスタナ万博では誘致活動にも力を入れた。コロナ禍の2021年(訪問は2022年3月)ドバイ万博では大阪で会いましょうとスタッフの皆さんと約束した。8年にわたる準備期間を経て、並んだ入場ゲート。本当にうれしかったし、入場後は涙が出るくらいうれしかった。

 次にうれしかったことはコロナ禍でお会いしていただいたドバイ万博事務局長で、国際協力担当大臣のハーシミー氏に会場で再会したこと。ドバイ万博の最終日にはマスクを取ってお互いに記念撮影し、大阪で会いましょうと約束をした。

 ドバイの思い出をつづった本をUAEに郵送したが、届かなかった。メールも通じなかった。もうお会いすることはないのかとさみしい気持ちになっていたが、きっとお会いできるはずと願い続けてきた。 

 5月21日、日本館前の広場で偶然お会いし、お互いに声を掛けあった。本当にうれしかったし、ハーシミー氏も喜んでくださった(9月19日のUAEナショナルデーでも再会した。雲の上の人だったが、近寄ってきて抱きしめてくれた!)。願いは通ずるものだと思った。


5月21日 
UAEのハーシミー氏と

一番足を運んだパビリオンは?

 集計をしたことないが、体感としてアルジェリア館。仲良しの館長はじめスタッフの皆さんがやさしく、いつも遊びに行っていた。2012年の韓国・麗水万博からの友人がナショナルデー後に倒れ、大阪市内の病院に入院し、すごく心配だったので、毎回その情報交換も兼ねて出かけていた。結果的に閉幕を待たずに帰国されたが、無事に帰国できたからよかったと思わないといけない。

 2位は中国館。2010年の上海万博以来、交流があり、31省区のイベントのたびに参加してきた。また友人が来るたびに、自信をもって中国館に連れて行っていたので回数が増えたのだと思う。

 3位はナショナルデーが行われるレイガーデン。各国の館長や政府代表から我が国の式典に来てねと約束をしたので出席した。各国が工夫を凝らして自国をPRするナショナルデーはそれぞれの国のことがよく表れていてすごく楽しかった。

 最後にインド館。正直に言うと、本当に涼しく、椅子も多いのでついつい入ってしまう(笑)。政府代表は女性で親しく、顔出しも含めて何度も立ち寄った。会うたびにすごく喜んでくださった。
アルジェリア館での撮影

5月20日 
アルジェリア館の皆さんと


8月27日 インド館にて

閉幕までの予定は?

 最後まで入場券を確保してあるのでもちろん会場に出かけるが、皆さんにお礼を言いながら次へとつなげていく。もちろん多くの国の方から最後まで必ず行ってねと言われているのでこれは守らなければいけない。また9月5日にギネス世界記録に認定していただいたので、その記録を伸ばすようにとも皆さんから言われている。私は多くの方と指切りげんまんをして約束しているで、必ずその約束を守るためにも最後まで出かける覚悟。

 あと、お礼の気持ちを込めて取り合ためた写真を1枚にまとめた記念の額をプレゼントしに出かける。皆さん毎回このようなプレゼントは唯一無二のものだと涙を流して喜んでくださる。自国へ戻られて自慢してくださっているようで、これこそが真の国際交流だと思って私も一生懸命準備をする。

ギネス世界記録に認定

9月5日 ギネス世界記録の認定式にて

今回の万博の特徴は?

 今回の万博では、「あなたの願い」を書かせたパビリオンが多かったように思う(シンガポール館のスクリーン投影、アルジェリア館の短冊、スイス館のシャボン玉、クウェート館の声など)。不安定で先行き不透明な世の中だからこそ、前を向き、少しでも先を見ていこうとの意識をそれぞれの来場者に持っていってほしかったのでは、そしてみんなで1つのことに向かおうとのメッセージをそれぞれのパビリオンが発していたのではないかと思う(ドローンショーも会場内の人たちが1つのことを見るということで一体感を創出していた)。本来人は誰かのために・・・との気持ちを持っているはず。それは何かのきっかけで触発され新たな一歩につながる。そういった誰かのためにとの気持ちを様々なひと、もの、こととの出会いによって喚起させられたのが万博会場だったのではと思う。

今回の万博を振り返って。

 「リアルに勝るものはなし」の万博だと思う。これだけスマホ、ネット社会にあってほとんどの情報は手に入る時代。バーチャルで見たという経験で満足いくことは多いのに、会場に来て本物に触れたことで「リアルはいい」となった方が多かった。

 人との対話もリモートとかでつながることさえできる時代なのに、実際に話してみて楽しかったとか、そんな人がいる国だったら行ってみたいと、同じパビリオンに何度も出かけた人が多かったと聞く。本来人と人は話したりすることで仲が良くなっていくもの。コロナの時代を通して押し込められていた人とのつながりを再認識できたのではないか。

 次に、並ばない万博とか言っていたが結局「並ぶ万博」だった。予約がとれないと嘆いているより、結局並べば必ず入れるという安心感、わかりやすさから皆さん長時間並ばれた。パビリオンに入ってずっとスマホをいじっている人がいたが、スマホなしでパビリオンを参観し、次のパビリオンの参観に向けて並び直す方が圧倒的によかったと気づいたはず。

 今必要なことはやはりもう一度人間らしい生活とは何かを振り返ること。国連館のテーマは「人類は団結したとき最も強くなる。」、国際赤十字・赤新月運動館のテーマは「人間を救うのは、人間だ」。今回の万博はこういったテーマを心に刻んだ人が多かったのではないか。

 最後にパビリオン訪問をどこにしたらいいかと言われたらこの2つを真っ先に挙げる。ぜひ参観いただき、何かをくみ取り、一歩を踏み出していただきたい。


7月4日 国連館にて

閉幕後はどうするの?

 愛・地球博が終わり、定期的に会場の解体作業を見る機会があった。でもやはり悲しい気持ちにしかならない。閉幕後に会場に行ったって開幕前と違ってわくわくした気持ちになれるはずがない。大阪の自宅から大屋根リングの取り壊しを正直見たくない気もする。12月まで大阪の家の契約こそあるが、やはり愛知の自宅に早期に帰るつもり。

 大阪・関西万博の楽しかった思い出は写真や映像で振り返ることが断然いい。閉幕後に私の体のメンテナンスもしっかりとしないといけないし、愛知の自宅は荒れ放題になっているので手入れも必要。6か月間も放置された家を元通りにするには普通の生活の倍以上の労力が必要。当分は大阪と愛知を行ったり来たりする予定。

次の万博は?

 目標を持つことは元気に豊かに生きる後押しをしてくれる。大きな目標として2030年のリヤド万博、2027年のベオグラード万博、そして2027年国際園芸博覧会(横浜で開催)をめざすこと。小さな目標として日々の生活で節約をしてコツコツとお金を貯めること。

 どこまで行くことができるかわからないが、命続く限り自力での万博の参観をめざしたい。

セルビア館前での写真

5月21日 
セルビア館にてベオグラード万博の事務局長さんと

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