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海洋プラスチックごみと水環境

2021年12月3日

ページ番号:546942


お知らせ

目次

海洋プラスチックごみについて

 プラスチックは、その軽量性や断熱性、衛生的な特性により、食品の容器や医療機器から、住宅のエネルギー効率の改善まで、様々な分野において社会的課題の解決に貢献してきました。

 一方で、ポイ捨てなど適切な処理がされずに海洋に流出したプラスチックごみが、生態系を含めた海洋環境の悪化や、景観への悪影響、漁業や観光への影響など、様々な問題を引き起こしています。 

 世界全体でみると、プラスチック製品が使用後に有効利用される割合は未だ低く、また、ポイ捨てなどにより陸上から海洋へ流出するプラスチックごみが年間数百万トンを超えると推計されており、このままでは2050年(令和32年)に海洋環境に蓄積したプラスチックごみの量が魚の重量を上回ると予測されています。

 そこで、2025年(令和7年)に大阪・関西万博を控える大阪府、大阪市は、2019年(平成31年)1月に、「おおさかプラスチックごみゼロ宣言」を共同で行い、プラスチックの資源循環を推進し、プラスチックごみによる河川や海洋の汚染防止に率先して取組みを進めています。

 さらに、2019年(令和元年)6月に開催されたG20大阪サミットで、「2050年(令和32年)までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロする」ことをめざす「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」がG20首脳宣言(外務省ホームページ)別ウィンドウで開くにおいて共有されるなど、全世界において海洋プラスチックごみに対する取組みの機運が高まっています。

 近年はマイクロプラスチック(一般に5ミリメートル以下の微細なプラスチック類をいう。)による海洋生態系への影響も懸念されています。マイクロプラスチックは、プラスチックごみが波や紫外線等の影響により破壊されて小さくなることにより生成されるほか、洗顔料や歯磨き粉などにスクラブ剤として使われているプラスチック粒子の流出や、合成繊維の衣料の洗濯等によっても発生します。具体的な影響は必ずしも明らかにはされていませんが、マイクロプラスチックの表面に有害物質が付着しやすいとの指摘があるなど、生態系への影響が懸念されています。

 


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漁網にからまったオットセイ(提供:海上保安庁)


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死んだ海鳥の胃の中。誤って食べたプラスチックが多く見つかる。(環境省教材 出典:NOAAアメリカ海洋大気局)


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大阪市内の河川敷にたまったプラスチックごみ

海洋プラスチックごみの削減に向けて

 海洋プラスチックの発生を抑制するために、新たなプラスチックごみを発生させないライフスタイルへ転換するための取組みや、河川・海域に流出するプラスチックごみの回収、海洋プラスチックごみ問題に関する調査研究、清掃活動をはじめとしたまち美化や、環境教育・啓発の推進の取組みを進めます。

新たなプラスチックごみを発生させないライフスタイルへの転換

 海洋プラスチックごみの発生を抑制するためには、日常生活や生産活動で発生するプラスチックごみを減らす必要があることから、新たなプラスチックごみを発生させないライフスタイルへ転換するための取組みを進めます。
  • マイボトルを持ってエコに出かけよう!

     大阪市では、使い捨てプラスチック容器の使用削減を進めるためマイボトルの普及促進に取り組んでいます。市町村やマイボトルメーカー、給水機メーカーなどが参画する「おおさかマイボトルパートナーズ」において、マイボトルの利用啓発や給水スポットの普及、情報発信を行っています。関西広域連合では、マイボトルやマイカップを利用できるお店が自宅や外出先でも簡単に検索できるよう、「マイボトルスポットMAP」を作成しています。

まち美化の推進

 海洋ごみの約7割は陸域から流入したごみと言われており、清掃活動をはじめとしたまちの美化に取り組むことによって、陸域から海へのプラスチックごみの流出を抑制します。

  • 美化推進事業

     ごみのポイ捨て防止や清掃活動によるまちの美化を進めるためにボランティアによる清掃活動の支援や促進に取り組んでいます。また、梅田や難波などの大阪市内の主要ターミナルや繁華街を中心に「ノーポイモデルゾーン」を設定、毎月1日を「美化強化デー」として、市民の皆さま・事業者の皆さまとともに一斉清掃に取り組んでいます。

  • まち美化パートナー制度

     清潔で美しいまちづくりを推進するため、市内の主要ターミナルや繁華街などポイ捨てが多い場所を対象に設定したノーポイモデルゾーン内で、市民の皆さまや事業者の方に定期的に清掃や美化啓発活動をお願いし、大阪市が必要な支援を行う「まち美化パートナー制度」を実施しています。

  • 路上喫煙対策について

     「大阪市路上喫煙の防止に関する条例」を活用した路上喫煙の規制・普及啓発活動を展開し、モラル向上をめざすとともに、フィルター部分にプラスチックを含むたばこのポイ捨て削減に取り組んでいます。

  • 河川愛護団体交付金要綱

     河川の美観の維持と公共施設愛護精神の高揚を図るため、河川愛護活動を実施している団体に、その活動に対する支援として交付金を交付しています。


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大阪マラソンクリーンアップの様子

環境教育・啓発の推進

 プラスチックごみ削減の取組みを広げていくためには、全ての主体がプラスチックごみについて、関心をもち、正しく理解し、意識を高める必要があることから、環境教育・啓発の推進の取組みを進めます。

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おおさか環境科

海ごみ対策

 海洋プラスチックごみの削減に向けて河川や海域に流出したごみの回収を実施するとともに、海洋プラスチックごみに関する知見の収集、効果的な削減のための調査・研究に取り組んでいます。

海ごみの回収・処分

 「海岸漂着物処理推進法」及び「海岸漂着物対策を総合的かつ効果的に推進するための基本方針」に基づき、港湾管理等による海ごみの回収・処理を行っています。

河川のプラスチックごみのモニタリング調査

 本市が収集した河川ごみに含まれるプラスチックについて調査しました。

プラスチックの資源循環に向けた地域活性化のシステム推進

 現在、資源ごみとして行政が回収している家庭から排出されるペットボトルについて、地域コミュニティと事業者が連携・協働して回収することにより、地域の活性化を図るとともに、分別に対する意識をより高めていくことで、さらなるごみの減量・リサイクルを推進します。

 また、分別を徹底し、質の高いペットボトルを回収することにより、ボトルからボトルを作るといったマテリアルリサイクルを促進し、プラスチック資源循環を推進します。

 さらに、質の高いペットボトルは市場性が高く、分別して回収することに経済合理性があることから、コミュニティビジネスの要素を取り入れることで、自律的な地域運営へ寄与し、活力のある地域づくりに貢献します。

  • みんなでつなげるペットボトル循環プロジェクト

     資源ごみとして回収している家庭から排出されるペットボトルを、地域コミュニティ(地域活動協議会等)と参画事業者が連携協働して回収していく事業で、取り組んでいただく団体やペットボトルの分別方法などを紹介しています。

海洋プラスチックごみ発生抑制のための国際協力

 海洋プラスチックごみ削減をめざす大阪府、大阪市や企業等による先進的な取組みを、積極的にアジア等の諸都市に展開し、また、都市間や国際機関との連携を通じて、環境問題に直面する海外諸都市を支援するなど、大阪・関西経済の活性化と国際環境分野において貢献します。


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ホーチミン市との政策対話(2017年)

ステークホルダーとの連携

 海洋プラスチックごみの削減やまちの美化、水環境の保全などの活動に取り組んでいるあらゆるステークホルダーと連携し、海洋プラスチックごみの削減に取組みます。

  • ステークホルダーとの連携

     海洋プラスチックごみ削減や良好な水環境の創造などの施策を幅広く展開するために、パートナーシップの構築に向けた取組みを進めています。

  • 大阪市におけるレジ袋削減に関する協定

     マイバッグの持参等によるレジ袋の削減に向けて、市民や事業者の皆さんの取組を一層促進するとともに、レジ袋削減の必要性を広く啓発する観点から、16事業者・1市民団体とともに3者による「レジ袋削減協定」を締結し、レジ袋削減に向けた取組を進めています。

  • 水環境に関する各種協議会

     国や自治体を含む流域などと連携して水質やプラスチックごみ問題などに取り組んでいます。

大阪市が率先する取組み

 大阪市では、「おおさかプラスチックごみゼロ宣言」に基づき、職員による使い捨てプラスチックの使用削減や、審議会等におけるペットボトルなどの使用の禁止、物品購入時など、庁内においてプラスチックごみの削減に向けた取組みを実施しています。

 このほか、「市役所事業系ごみ減量マニュアル」を活用して、職員の意識向上と、より一層のごみ減量を推進し、プラスチックをはじめとした資源化可能物のリサイクルに取り組んでいます。


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プラスチック使用削減を呼びかけるポスター


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ごみを分別して廃棄しています

大阪市の水環境

 大阪市では、2011年(平成23年)3月に改定した「大阪市水環境計画」に基づき、市民の皆さまが満足できる良好な水環境の創出に取り組んできました。河川の代表的な水質汚濁の指標であるBODに係る国の環境基準については100パーセントを達成しましたが、川の水のきれいさ・水辺の快適性に対する市民の満足度は依然として低く、またきれいな水質の河川に生息する魚類の生息地点数は増えていません。

 これからも、水質の保全や水資源の有効利用、快適な水辺空間の保全と創造を含めた水環境のさらなる改善と賑わいの創出を進め、水質汚濁に係る国の環境基準の100パーセント達成を維持しつつ、水環境に関する市民満足度の向上を図ります。

水質の保全と生物多様性を守るための水環境の創造

 大阪市民が大阪市の川や海の水のきれいと感じられる水質を保全とするとともに、水辺の生物多様性を守るための水環境の創造に取り組みます。
  • 大阪市の川・海の水質・底質(大阪市公共用水域測定結果)

     淀川や大和川など、大阪市内を通る河川や海域の水質、底質の調査結果を公表しています。

  • 大阪市内の川にすむ魚(大阪市内河川魚類生息状況調査)

     概ね5年ごとに大阪市内河川魚類生息状況調査を実施しています。市内河川における魚類の生息状況を把握し、市民に親しみのある魚類を指標とすることにより、市民に水環境への関心を持っていただくとともに、個々の理化学的なデータから測ることのできない総合的な環境の評価を行うものです。

  • 地下水汚染

     地下水は、一度汚染されると浄化が非常に難しいことから、汚染を未然に防止することが重要です。大阪市では、水質汚濁防止法の規程に基づく「水質測定計画」により、概況調査、汚染井戸周辺地区調査、継続監視調査を行っています。このページでは、地下水質調査の地点及び測定結果を公表しています。

  • 下水道に関する水質保全対策

     下水道に関して、河川の水質環境基準の達成・維持、さらには人が水と親しむことができる清らかな水環境を創出するための取組みを紹介しています。

  • 大阪市生物多様性戦略

     河川や海などの水辺空間は多様な生物の貴重な生息・生育空間です。生物多様性についての大阪市の取組みや、関連施設等を紹介しています。

水資源の有効利用と快適な水辺空間の保全・創造

 大阪市域において水資源を活用したエネルギーの創造に取り組むとともに、川や海などを活用した快適な水辺空間の保全・創造の取組みを進めます。
  • 帯水層蓄熱利用の普及に向けた取組み

     帯水層蓄熱利用は、地下水を多く含む地層(帯水層)から熱エネルギーを採り出して、建物の冷房・暖房を効率的に行う技術で、省エネルギー、CO2排出削減、ヒートアイランド現象の緩和策として期待されています。大阪市の地域特性に即した未利用エネルギーである帯水層蓄熱利用の普及に向けた取組みを紹介しています。

  • 水辺のスポット

     大阪市内の河川や海、干潟や海沿いの緑地などの様々な空間と、そこに生息する鳥や魚、虫や植物などの生き物、水辺を楽しむための遊歩道や船着き場といった施設、それらの水辺空間で行われるお祭りやイベント、クルーズなどの様々な水辺スポットを紹介しています。

  • 水辺の映像

     平野区の川辺(かわなべ)南公園付近の大和川は、水は透明で浅瀬が広がり、まるで清流を思わせます。東淀川区にある柴島干潟は、貴重な生物多様性スポットになっています。このような大阪市内の水辺の映像を公開しています。

  • 水環境のイベント

     市民の皆さまに、海洋プラスチックごみ問題への関心や、身近な河川などの水環境への関心を高めていただくため様々なイベントを実施しています。

水辺空間の利活用とにぎわいの創出

 大阪市の水辺空間を利活用し、経済の活性化につながるにぎわいの創出に向けた取組みを進めます。
  • 水都大阪コンソーシアム(外部サイト)別ウィンドウで開く

     世界に類をみない第一級の水都の創造をめざし、水辺の生活を活気ある賑やかな場へと再生するため実施している様々な取組みや実施団体等を紹介しています。

「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」実行計画について

 「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」実行計画は、2020年(令和2年)7月に大阪市と大阪府の提案が内閣府の「SDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業」に選定されたことを受け、あらゆるステークホルダーとの連携のもと、「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が掲げる「2050年(令和32年)までに海洋プラスチックごみによる新たな汚染ゼロ」の実現に寄与するとともに、2019年(令和元年)12月に大阪市が新たに策定した「大阪市環境基本計画」の水分野の個別計画としてSDGsの達成への貢献をめざすものとして、2021年(令和3年)3月に大阪市と大阪府が共同で策定したものです。

計画の推進・進行管理

経済・社会・環境の統合的向上

 SDGsの考え方では、経済、社会、環境の三側面において、統合された形で課題を解決していくとしており、環境面から対策を講ずることにより経済・社会の課題解決に貢献することや、経済面・社会面から対策を講ずることにより、環境の課題解決にも貢献することが重要となります。

 本計画では目標達成に向けて、経済、社会、環境の三側面の取組みを統合的にマネジメントし、全体の最適化を図っていきます。

大阪府、大阪市が取り持つ各種団体間の連携

 ごみの削減やまち美化、ペットボトル回収、国際連携、水環境保全、にぎわいの創出などに取り組んでいる各種団体や研究機関、水都大阪コンソーシアムなどと連携・協力し、大阪府、大阪市の環境部局がハブとなって各団体等の取組み状況を把握し、関連する団体等の活動につなげていくとともに、国や関係自治体とも連携することにより、本計画の推進、目標の達成を図ります。

大阪府、大阪市の庁内推進体制の連携

 本計画の進捗については、大阪府、大阪市それぞれの執行体制で管理するとともに、本計画をとりまとめる大阪府、大阪市の環境部局が連携し、定期的に双方の進捗状況の共有と今後の施策等の検討を行う連絡会を開催することにより、大阪府、大阪市が一体となって計画の取組みを推進していきます。

 目標を達成するために設定した指標に基づき、PDCAサイクルの手法により取組みの進捗状況について毎年検証を行い、その結果は目標の達成状況とあわせてホームページ等により公表していきます。

三側面の評価指標による進行管理

 本計画の成果については、自治体SDGsモデル事業の観点から経済、社会、環境の三側面の取組みごとに得られる相乗効果について指標と目標値を設定し、進捗を管理することとします。

目標の達成状況

 目標達成状況については、今後、更新していきます。

おおさか海ごみゼロプラン(大阪府海岸漂着物等対策推進地域計画)

 大阪府では「海岸漂着物処理推進法」に基づき、2017年(平成29年)3月に策定した「大阪府海岸漂着物等対策推進地域計画」により、海洋ごみの回収・処理や発生抑制に取り組んできました。
 2018年(平成30年)6月に同法が一部改正されたことを受けて、国において2019年(令和元年)5月に基本方針が変更され、漂流ごみ・海底ごみが対象に加えられるとともに、プラスチックごみ対策の強化等が示されました。
 大阪府では、これらの動きを踏まえて、「豊かな大阪湾」の実現のため、プラスチックごみを含め人の活動に伴うごみの流入がない大阪湾をめざすこととし、2021年(令和3年)3月に、おおさか海ごみゼロプラン(大阪府海岸漂着物等対策推進地域計画)(大阪府ホームぺージ)別ウィンドウで開くを策定しています。

「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」推進事業

 「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」推進事業では、2050年(令和32年)までに新たなプラスチックごみによる海洋汚染をゼロとすることをめざす「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」の実現等に貢献するための計画を策定し、同計画に基づきプラスチックごみの資源循環を推進するとともに、大阪の取組みを国内外に発信します。
 なお、この事業は、大阪府とともに内閣府よりSDGs達成に向けた先導的な取組みであるとの選定を受けた「自治体SDGsモデル事業」の中核的事業(経済・社会・環境の三側面をつなぐ統合的取組)でもあり、多様なステークホルダーとの連携を通して進めています。

〈参考〉旧「大阪市水環境計画」

  • 大阪市水環境計画(改訂)

     大阪市では、「人々が憩う水の都」をめざし、「市民が満足できる良好な水環境の創出」を基本方針に「快適な水辺空間の保全と創造」、「水質の保全」、「健全な水循環の構築」、「水文化の継承」及び「協働の推進」の5つを目標に掲げ、各目標達成に向け施策を推進してきました。大阪市水環境計画は、令和2年度をもって計画期間が終了しており、今後の水環境の保全と創造については、新たに策定した「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」実行計画に基づいて、取組みを推進します。

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 環境局環境管理部環境管理課水環境保全グループ

住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルO’s棟南館5階

電話:06-6615-7984

ファックス:06-6615-7949

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